今月のおはなし(11月)
今月のおはなし
歴史と音楽の教科書というのは被害にあうものです。
織田信長や山田耕筰先生の写真に落書きした思い出のある人は
多いのではないでしょうか?
ここに重要な資料(史料?)としてken-sanの母の母の孫であるT君が使っていた
「改訂/中学生の音楽1」というのがあります。
「改訂」は「書いて!」と意味では無いのに落書きが多数残されてます。
6ページ
ここから落書きが現れます。
音符の下にソドレミミミミ・・・と書いてあります。
ここから数ページは学問上の書き込みしかありません。
T君はたぶん中学に入ったばかりでまだ緊張しているのでしょう。
14ページ「ドナドナ」
売られていく牛を悲しむくせに焼肉は大食いする年頃の
中学生が歌うには悲しすぎる名曲です。
純粋な中学生T君の心は非行へと導びかれてしまうのです。
20ページ「春/ヴィヴァルディ作曲」
ここで初めて非行が現れます。
ヴィヴァルディの肖像画にヒゲ、前頭部の光沢が書かれています。
ヴィヴァルディが司祭だったことが幸いしたのか
本人に怒られることは無かったようですが神の怒りをかったことは否めません。
愚かなT君をどうか救い給え・・・アーメン。
24ページ「赤とんぼ」
山田耕筰先生、滝廉太郎先生が並んで現れますが
耕筰先生残念!落書きにより頭部に甚大な被害が生じてます。
しかも毛の生えたホクロまで足されています。
作曲者の上にテスト対策でこう書き込みされてます。
「かんじでかくようにする(四てん分)」
幹二も幹事でかけない所をみると4点分はダメだったでしょうね。
監事が特異なken-sanを実奈良いましょう。
32ページ「荒城の月」
中学生が歌うには暗すぎる名曲です。
ここで蛍光ペンの導入が見られます。
暗い曲に蛍光ペン!なんともサイケデリックです。
38ページ「魔王/シューベルト」
曲には関係ないのですがこう書き込みがあります。
「かいじゅーのばらーど 混声三部がっしょー」
下記のように正しく書いてほしいです。
「家移住野薔薇ー同 混声三部賀正」
52ページ「筝曲/六段」
なんとも雅にこの曲で新年を迎え3学期です。
テストに出るらしきところに赤線が弾いてありますが
文章が無いところまではみ出して引いてます。
非行を通り越して「無を覚え、学ぶ」という哲学的境地に達したことが伺えます。
この後学校での勉強は無意味と悟りT君の成績は下がっていくわけですが
そんなT君も今は立派になり俗に言う「天下り団体」の職員です。
>この本今読むと意外と勉強になるんですよ。きゃは!(by編集部)
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